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教育・保育フェスタの様子

健祥会グループ第5回教育・保育フェスタ
2,000人の皆様が感動と笑いにつつまれて

2011/4/24(SUN)健祥会パートナー

徳島の教育力の低下へ警鐘を鳴らし、地域をあげて教育への取り組みを強化するために開催する教育・保育フェスタも5回を数えます。

海外青年協力隊員として中米・ニカラグアへ保育士として派遣された経験を活かし、現在長野県飯田市で地域づくりに取り組む小林美智子さんと、「がばいばあちゃん」でおなじみの島田洋七さんからのお話に2000人もの皆さんが熱心に耳を傾けました。 健祥会30周年を記念してつくられた「流れる大河のように」に続き、育英保育園、青嵐保育園、こまつしま健祥会保育園の園児達が元気に歌う「春の小川」「二宮金次郎」がオープニングを飾りました。


グローバル時代を生きぬく日本人づくりのために!

健祥会グループ中村博彦理事長

中村博彦理事長が先の東日本大震災の被災地をお見舞いに訪れた折の現地の映像が映し出され、「被災地では今なお、たくさんの皆さんが生きる闘いの中にある。岩手県大船渡市、陸前高田市、宮城県仙台市、福島県福島市、郡山市、須賀川市の施設や避難所を訪れ、その惨状を前に、生と死の狭間で、自らの生き様を問うた。私たち一人ひとりが死と向き合い、生きることと向き合い、日本復興、日本人復興を期していかねばならない」と中村理事長が語り始めました。

3歳からの就学前教育を!

「やる気我いけないこと」を子ども達に教え、わがままをなくそうと訴えて、教育保育フェスタをスタートさせ、問題提起し続け、5回目を数えるが、教育が変わっただろうか?

人間の司令塔である前頭前野を培っていく大切な時期は3歳から8歳までだ。この時期をどうつくるかが、その後の人生を大きく決する。前頭前野は感性も司る、「やる気」「挑戦する気持ち」「我慢」も前頭前野から出てくる。3・4・5歳の時期の教育が何よりも大切なのだ。

オランダの学者の話を聞く機会があったが、オランダでは4歳の誕生日から全国民に国の施策として就学全教育が始まるという。個性をのばす個別学習と、人と人の間でそれぞれの長所短所を知るグループ学習の2本立てだ。これが世界一の能力開発となってオランダの国民をつくっている。

明治に始まった6歳からの義務教育スタートでは遅い。今、3歳からが世界の趨勢である。健祥会の3保育園では、3歳からの就学前教育を実践しており、嬉しことに評価をいただいている。

国境なき時代を生きるグローバル人材づくり

昨年夏、参議院議員として2期目をいただき、ODAの委員長にさせていただいた。その中で、青年海外協力隊員として中米・ニカラグアの貧困の中でたくましく生きる子ども達と2年間生活した経験を活かして、帰国後、地域づくりに取り組む小林美智子さんと出会い、今日おいでいただけることになった。

このたびの震災に世界中の国が支援の手を差し伸べてくれている。まさにグローバル時代だ。10年後、20年後、国境があるだろうか?国境なき時代を生きる子ども達を、グローバル人材に育てるには何が必要だろうか?

健祥会の3保育園ではグローバル教育の第一歩はしつけ、そしてやる気・我慢・いけないことを知ること、音楽や絵画を愛する感性を育てることだとして実践している。震災で教育こそが、日本復興、日本人復興のために必要だと意を強くし、今後もしっかりと就学前教育に取り組んでいく。

中村博彦の夢、そして使命

自由に遊ぶ環境の中から、個性をつくり、個性の中から能力を引き出していく、そういう教育をしたい。自分の興味で、自分の意志で遊ぶ。里山や隠れ家で遊ぶ。私たちの子どもの頃のような体験をさせたい。保育園運営は利を伴わないが、これは中村博彦の夢だ。3・4・5歳の子ども達をしっかりとグローバル人材に育てていく。

もちろん教育機関の頑張りだけではダメだ。家庭と教育機関の両立あってこその教育だ。

そしてライフワークである老人福祉においては、徳島大学との連携のもと医療看護の科学的根拠に裏付けられた認知症ケア、リハビリテーション、口腔ケアをつくっていく。

介護を進化させること、日本人を取り戻すこと、これが中村に与えられた使命として頑張っていきたい。


子ども達の可能性 〜ニカラグアと日本の子ども〜

小林美智子氏/長野県飯田市産業観光部エコツーリズム推進室

ガールスカウト時代から途上国に興味を持ち、協力隊の活動に興味を持っていた。長じて、青年海外協力隊員として中米・ニカラグアへ。言葉も通じない中で、まず日本から持参した絵本でコミュニケーションをとることから始め、子どもと遊び、大人にも受け入れられ、生活の中に入っていくことができた。

電化製品もない不便な暮らしだが、ものはないなりになんとでもなる。ものに頼らないシンプルな暮らし。実体験の中で、喜びや自信を積み重ねていく暮らしだ。だから自由で強い。転ばぬ先の杖を与えられる日本の子どもと違って、ニカラグアの子ども達は転べば自分で起き上がる。意のままにならないことの多い中で、自らの内面をコントロールする力が身につく。実体験の多い暮らしでは経験値が高く、自己肯定感を育む。

ニカラグアでは、助け合うことが当たり前のこととして身に付いている。助け合ってあたたなかつながりの中で、いつも笑顔で暮らしている。幸せは状況によるのでなく、自分の心が決めるものだ。

ニカラグアで2年を過ごし、外から日本を見たことで、これまでと違う視点を持てた。実体験を増やす野外体験プログラムを学び、今は農村地域の自然、文化、暮らし、人を活かした交流による地域づくり事業に携わっている。恵みに感謝しつつ暮らした日本の心、地域の宝を掘り起こし伝えていきたい。日本の文化の素晴らしさ、その精神性を子ども達に伝えていきたい。

小林美智子氏

*日本の素晴らしさ
「日本語」という言葉
四季を感じる心
他人の気持ちを慮る心
誠実さ、礼、謙虚さ
治安の良さ
恥を知る文化
靴を揃える文化
融合調和する暮らし



「がばいばあちゃん」から学んだこと

島田洋七氏/漫才師・映画監督・作家

「がばいばあちゃん」から学んだこと:島田洋七氏

20年前から講演に呼んでいただくようになり、今日で4239回目だ。震災後中止も多かったが、開催していただいて感謝している。震災を人と人との絆や地域性を取り戻す機会としていきたい。

今の豊かな日本は、70歳80歳になる勤勉で我慢強い人々がつくってくれた。その人達の話を聞こう。ボクは祖母に育てられたが、貧乏の中でばあちゃんはいつも笑っていた。たくましく明るい人だった。見栄をはるな、人を羨むな、この世に完璧な人などおらん、そう言ってボクを育ててくれた。そして勉強せえと言われたことは一度もなかった。だから体育以外はオール1だった。いつも笑いがあったおかげで漫才師になりこうして今、しゃべっている。 ばあちゃんがいろんなことを教えてくれた。勉強できるってことが人生を決めたりせえへん。どんな職業に就くかで幸せが決まるのでもない。ブランドの服着て、ええ車に乗ってることがかっこいいわけでない。額に汗して一生懸命働く人がかっこいいんだ。

いま、ボクはお母さん達に言いたい。子育てにきりきりしすぎだし、誰かと比べたりしたらあかん。子どもは親の思い通りにはならん。だから面白い、色々あるから面白いんだ。そして人間健康がいちばん。しっかりからだ動かして、疲れて夜はぐっすり眠って、子どもにそんな暮らしをさせんとあかん。塾代なんかもったいない。ゲームも要らん。じいちゃんばあちゃんと暮らせ。もっと子どもを産むべきだ。しつけは親の責任。挨拶する子に育てるのは親。子育てに余裕を持って、子どもの話を聞く余裕を持って。自分が笑顔で幸せなら、人にも優しくなれる。

2011/4/25(MON)


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